スイマセン、あれほど楽しみにしていたYDS-150ですが早々に手放しました。

一番の理由は「多分、あまり使う事もないかな？」と思ってしまったからです。

なんか、2021年1月26日現在、新規注文止めているみたいですね。思っていた以上の注文に生産が追い付かない状態なのでしょうか？

気づいた点を少々。これからの方の為に。

・運指はサックスとほぼ同じ。実際にはまったく同じと言っていいかも。ただ、サックス実機とは微妙に違う（くせ）かな？ま、これはすぐ慣れると思います。私はA#がチョッと戸惑いました。

・キーの押し方に工夫が必要です。ま、これも慣れだと思います。

・電子楽器は1台でソプラノサックスからバリトンサックスまで全てをカバー、しかも複数の音色音源が入ってました。これは凄いです。しかも、サックス以外の楽器も入ってます。

・アンブシュアはあまり意味がありません。吹けば音が出ます。つまり、いい音を出す練習には役に立ちません。

・タンギングはダイレクトに認識されます。このあたりもサックス実機とはかなり違う部分です。息が音と連動していないからでしょうね。

・水蒸気が強力に来ます。ストレート管だからというのもありますが、吹き始めて5分も経つと水滴が垂れます。ソプラノサックスでもここまでのものはなかったと思います。つばぞう必須です。

・本体だけの音はかなり小さめに抑えられています。最大音量にしても、フルで息を入れても他の楽器と合奏、セッションをするにはチョッと厳しいでしょう。メゾピアノとメゾフォルテの間くらいが最大音量かな。ま、ここも元々電子楽器はアンプ＆スピーカー接続が基本だからと思います。ここがかなり残念な部分かな。

・そうなると自宅で練習できるとはいっても、楽譜の音確認、実機を吹く前の練習くらいしか私の場合は使用用途がないかな？と思ってしまいました。この楽器の性能を最大限引き出すには、アンプ＆スピーカーは必要。そうなると結局スタジオに行くしかない。だとすると、所有する意味が半減してしまいました。

・購入前は95,700円（税込・送料込）の価格設定は良心的だと感じました。なので、商品を触らずに即決で注文しました。ただ、実際に手に取ってみると、プラスチック製なのでかなりチープに感じます。価格的には50,000円くらいが最適価格かと。恐らく普及するにつれ開発原価が回収されれば価格は下がると思います。そうなってから買いなおしてもいいかな？

なので、購入して1か月半、トータルで60分くらいの利用で手放しました。もっと吹いてもらえることを切に願います。

2022年10月現在は安定した供給がされているようです。新品購入はサウンドハウスさんをおススメします。（画像をクリック）